強いマッサージは逆効果?体を壊すメカニズムと「手では届かない」医学的真実

肩こりや腰痛が辛いとき、「もっと強く揉んでほしい!」「グイグイ押された方が効いた気がする!」と、強いマッサージやもみほぐしを選んでいませんか?

実はその「強いマッサージ」、一時的にスッキリしたような気がしても、あなたの筋肉をどんどん硬くし、コリを悪化させている大きな原因になっているかもしれません。

なぜ強いマッサージが体に良くないのか、スポーツ医学や生理学の視点からその真実を解説します。

強いマッサージが筋繊維を傷つけ、さらに硬くする2つのメカニズム

強い力で揉みほぐそうとすると、体の中では物理的な破壊と神経の防御反応が同時に起きています。

スポーツ医学・生体力学で示された「過度な機械的ストレスの影響」

スポーツ医学や筋組織の研究(Mechanotherapyの論文など)において、筋肉のキャパシティを超える過度な圧やストレスが加わると、筋繊維自体が圧迫されて一部に微細な損傷(マイクロテア)が生じることが示されています。

筋肉に対して過剰な機械的ストレス(メカニカル・ストレス)が継続的に加わると、細胞レベルで組織の微小損傷や炎症反応が引き起こされます。体を修復する過程で、もとのしなやかな筋繊維ではなく硬い組織(瘢痕組織・線維化)に置き換わってしまうため、強い揉みほぐしを繰り返すほど筋肉の質が悪くなり硬くなってしまいます。

出典:PubMed Central(PMC8320327 / 骨格筋に対するメカノセラピーのメカニズムに関する論文)掲載データより

さらに、こうした強い外圧や破壊に対して、脳は本能的に「筋肉が傷つけられている!」と感じます。
すると、これ以上組織が壊されないよう、筋肉を反射的にギュッと緊張させて「身体の防御反応」を同時に引き起こします。

刺激の強さと体の反応を決める「アルント・シュルツの法則」

生体反応の基本原則である『アルント・シュルツの法則(生体の二相性反応)』に照らし合わせても、強いマッサージが逆効果であることは明らかです。

アルント・シュルツの法則(刺激の強さと生体機能)

生体反応の研究において、体に加わる刺激の強さによって、以下のように生体の反応が大きく変わることが示されています。

① ごく弱い刺激によって生体機能は鼓舞される
② 中程度刺激によって生体機能は亢進する
③ 強い刺激によって生体機能は抑制される
④ 非常に強い刺激で生体機能は制止する

ここでいう「生体機能」とは、体が本来持っている元に戻る力(恒常性・ホメオスタシス)のことです。
グイグイと強い力で押すマッサージは、身体に「強すぎる刺激」を与えてしまうため、身を守るために機能をブレーキさせ、かえって筋肉をガチガチに固めてしまいます。

出典・関連文献:PubMed Central(PMC4390802 / 生体の刺激反応とホルミシス理論に関する総説)

これが、強いマッサージを受け続けると「その時は楽でも、翌日以降にかえって筋肉が硬くなってしまう」本当のメカニズムです。

そしてダメージや硬化を引き起こしてしまう最大の理由は…

なぜ「マッサージ」は深層筋に届かないのか?

世の中では「手で強く揉みほぐすことで、骨のすぐ際にある深層筋まで届く」と言われがちですが、それは物理的に不可能です。

解剖学・医学データで示された「圧の減衰と構造上の限界」

欧米の徒手療法(マニュアルセラピー)や生体力学の研究にて、「体表から加えた圧は深部に届く手前で分散・吸収されてしまうため、手で深層筋の芯まで直接届くというメカニズムは物理学・解剖学的に否定される」という事実が示されています。

人間の皮膚、皮下脂肪、そして表層にある大きな筋肉(アウターマッスル)には一定の弾力と厚みがあります。
体表から加えた圧は、数センチも深部に入る手前で周囲の組織に分散・吸収されてしまうことが示されています。
そのため、「手で深く押せば奥の深層筋の芯まで届く」というメカニズムは、物理学・解剖学的に完全に否定されています。

出典:PubMed Central(PMC4976880 / マニュアルセラピーのメカニズムに関する総説)掲載論文より

つまり、構造上、手では届かないはずの深層筋にアプローチしようとして、無理に手・指で強く押そうとするからこそ、手前の組織や大きな筋肉を痛めてしまうのです。

痛みの本当の原因を見極め、ずっと通わなくていい身体へ

整骨院・整体に行けば姿勢が悪い!骨盤矯正を。マッサージに行けば筋肉の緊張が原因と言われ通ったけど…
「マッサージを受けた時は楽になるけど…」「電気治療は?」「整体で矯正してもらったけど一時的で…」とお悩みの方が多くおられます。

身体の不調の原因は、筋緊張、血行不良、骨格・姿勢のゆがみ、筋膜のねじれ、自律神経の乱れ、神経圧迫、運動連鎖、筋肉不足など様々あります。
なので骨格だけ、筋肉だけ、姿勢だけといった一方向からの施術だけでは一時的になってしまいます。

当サロンでは東洋医学と西洋医学を融合させた【鍼灸×整体×マッサージ】など様々な視点でアプローチし、身体の状態を整えていきます。

また痛みの原因は、痛みの出ている部位でないことも多いので、全身を細かくチェック・調整することで、筋肉や関節、神経の連動性が高まり、不調のない状態を維持しやすくなります。

ずっと通わなくていい身体を一緒に実現させていきましょう

院長紹介

国家資格保持 / 歴25年

ちゅら鍼灸院 院長

甲子園口・西宮北口で、みなさまの健康と美容をサポートし、おかげさまで業界歴25年を迎えました。
長年の経験で培った経験・技術・知識を活かし、不調改善に向けて、お一人おひとりの状態に合わせた丁寧で最適な施術を心がけています。
痛みや不調を我慢する毎日から卒業し、笑顔で過ごせるお手伝いをさせていただければ幸いです。

西宮北口駅すぐ、甲子園口からも好アクセス。
夜21時まで通える便利な立地

当店は、西宮北口駅や阪急西宮ガーデンズからすぐの好立地に構える、完全予約制の女性専用サロンです。甲子園口エリアからもアクセスしやすく、お買い物ついでや、お仕事帰り(夜21:00まで営業)にも気軽にお立ち寄りいただけます。当日予約も受け付けておりますので、慢性的な疲労や痛みでお悩みの時は、ChuRa鍼灸院 西宮北口へお越しください。

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