自律神経失調症という病名は、一般的に広く知られるようになりましたが、家族や周囲の人にも理解されず、『気にしすぎでは?気のせいでは?』と思われたり『やる気がない、怠けている』などと非難されることさえあります。
症状の辛さに加え、この『他人にはわかってもらえない』感や、思い通りにならない自分への情けなさで苦しんでいる方も…
自律神経失調症は、神経症やうつ病と似た心因性の病気(心の病気)で、症状の強弱は人それぞれで、同時に多数現れたり、一つの症状が治っても別の症状が現れたりと多岐に渡ります。
特に女性は、月経、妊娠、出産、思春期、更年期と、ホルモンバランスを崩しやすく、自律神経失調症の発症率が男性に比べ高くなっているので注意が必要です。
来院されるほとんどの方が、心療内科など医療機関を受診し、薬物療法(安定剤、抗うつ剤、睡眠導入剤)をされていますが、中には逆に意識がボーッとしてしまい頭も重く、不安が増大してしまうといった方もおられるので、薬が苦手、薬物療法をしたくない方には、副作用のない鍼灸がおすすめ
鍼灸の心地よい刺激は、身体の緊張を緩めると同時に、副交感神経が優位になり心身をリラックスさせることができます。
薬は飲みたくない、飲んだら体調が悪くなる…不定愁訴で悩んでるなど自律神経失調症でお悩みの方は、鍼灸コースをお試しください。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は、脳やカラダが動く日中に働き、緊張や興奮した時に活発に動き、副交感神経は、睡眠や食事の時(内臓の動き)に働き、リラックスした時に活発に動きます。
自律神経は、心臓の鼓動、呼吸、消化、代謝、内臓の動き血管の収縮・拡張、ホルモン分泌など、自分の意思でコントロールできない神経で、『生命力』『自然治癒力』『活動と休息』など環境に合わせて、自動的に身体を調整する働きを持っています。
そのおかげで、外部からの刺激や環境の変化に対して、柔軟に対応し適応できますが、不規則な生活、精神的・肉体的・環境ストレスが積み重なると、心身が耐えられなくなってしまい、自律神経のバランスが崩れ、様々な症状が現れます。
本態性自律神経失調症
産まれつき自律神経が未発達な体質で、幼児期から立ちくらみなどの症状が多いです。ストレスの影響は、あまり受けていません。
神経症型自律神経失調症
自律神経機能の障害が少ないが症状の訴えは多く、心理的なことに影響されやすく、社会的因子が強く関係しています。
心身症型自律神経失調症
日常生活のストレスによって自律神経のバランスをを崩してしまったタイプ。心理・社会的因子の双方の影響が強く、もっとも多いタイプです。
抑うつ型自律神経失調症
心身症型自律神経失調症が悪化したタイプで、慢性化したストレスによって頭痛や不眠等の身体症状が現れるタイプ。
疲労感・倦怠感:身体が疲れやすい、朝起きられない、やる気がおきない
頭:頭痛、頭が重い、ふらつく、めまい、立ち眩み
体温異常:冷や汗、微熱、低体温、悪寒、ほてり、ホットフラッシュ
睡眠異常:不眠、日中に眠気がくる
耳・目・喉・口の症状:耳鳴り、瞼の痙攣、喉のつまり渇き、口が渇く、嘔吐、鼻づまり
胸部の異常:胸痛、動悸、息切れ、胸やけ、圧迫感、過呼吸、息苦しい
胃腸の異常:胃腸障害、腹部膨満感、胃痛、逆流性食道炎、吐き気、便秘、下痢
下腹部の症状:生理不順、頻尿、残尿感
手足の異常:手足のしびれ、冷え、ほてり、震え、むくみ
筋肉・関節:首や肩凝り、腰痛、関節痛、筋肉痛
皮膚の異常:皮膚や粘膜のかゆみ、多汗、ニキビ、抜け毛
精神的な症状:人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、被害妄想、抑うつ
その他:体重減少、肥満
『ちゅら鍼灸院』は阪急西宮北口駅 徒歩6分 西宮ガーデンズ 徒歩2分
ご来店いただいたお客様がノンビリとくつろいでいただきたいとの思いから、個室にベッドが一台だけの『ちっちゃなプライベートサロン』になっております。
お1人様ずつのご案内になりますので、他のお客様を気にすることなくリラックスして施術をお受けいただけます。
アロマの香り、癒しの音楽、落ち着いた空間
慌ただしい日常から離れ、日々の疲れの解消、ノンビリとした時間をお過ごしください
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